石狩川流域300万本植樹における官民連携について




○ 経緯
石狩川サミットにおいて「石狩川流域300万本植樹」が提唱されたのを受けて、平成12年度よりNPO法人水環境北海道がコーディネーター機関となり、同年は石狩市、平成13年度は北広島市、平成14年度は長沼町の河川敷地を中心に毎年約3千5百本の紙ポット植樹を実施してきたところである。
 尚、これに要する費用は、NPO法人水環境北海道が環境事業団の「地球環境整備基金」の助成を受けて行ってきた。
 この基金助成は平成14年度で打ち切りとなっているが、これは3年間に良い成果(結果に基づく信用)が生じれば、行政資金も含めたオフシャル資金の投入を可能にする、というインセンティブを与えるための助成であったと言える。
○ 成果
1) イベントから定常化へ
 これまでの植樹は、どちらかと言えば一過性のイベント的要素が強く、日頃から活動を行っている団体が中心となって行う、あるいは植樹を行ったにしても継続を担保するリーダー(世話役)や実施団体が育成されてこなかったため、活動が広がらないという問題があった。
 この改善策として、参加する方々に紙ポットの作成から種拾い、育苗、苗の移植、挿し穂の採集等、一連の作業を行って貰うことにより、共同意識と流域意識が芽生え、新しい活動の枠組みが構築された。
 尚、一連の作業に従事した方々には、バイオブロック工法(紙ポット植樹のこと)普及連絡協議会が認定する指導者資格を与えており、資格を得た者がリーダーとなる仕組みになっている。
2)活動の枠組みの構築
 紙ポット植樹は、お年寄りから子どもまで、そしてアマやプロを問わず、誰でも取り組める、そして何よりも環境劣悪地(強風、塩害、乾燥、土壌劣化等)に対応できることから、河川環境保全の意識啓発や官民連携による活動の枠組みを構築する上での絶好のアイテムとして、幅広く活用されている。
 これまで実施してきた2市1町においては、地元自治体を窓口に住民との連携による紙ポット植樹が、一回目を契機として継続的に行われており、これにより河川環境の保全活動へと繋がっている。